部下に相談されて「忙しいから後にしろ」や「少しは自分の頭で考えろ」という対応をしたりしていませんか?そのような対応をされた部下は上司を頼りにするようになるでしょうか。
おそらくないでしょうね。
どういう上司がモチベーションを引き出すのかを調べたところ以下のような上司が挙げられたそうです。
- 相談に乗ってくれる上司
- 話をよく聞いてくれる上司
- 励ましてくれる上司
部下は最も近くにいるお手本となる存在に話を聞いて欲しいと思っていることがわかります。
部下の話を聞くことがモチベーションを引き出すことに繋がるのですが話を聞いているうちについついやってしまいがちなことがあります。
しかもそれらが部下のモチベーションを下げることに繋がってしまうことが多いです。
特に注意した3つが以下です。
- いつの間にか自分ばかりしゃべっている
- 話しているうちに問いただしている
- 責めたり、否定したりする
相談されやすい上司になるためにやってはいけない3つのことを説明していきます。
いつの間にか自分ばかりしゃべっている
相談してきた部下に大してよくやりがちです。
特に自分たちの時代を語り始めるのは完全にNGです。
「俺たちの時代はこうこうだったんだ、これだから今の若者は・・・」なんていったら一気に信頼関係はくずれてしまうことでしょう。
相談してきた人が知りたいのは解決できる方法です、過去の話なんてどうでもいいです。
目安としては7割は聞いて3割話すぐらいには抑えておきたいですね。
話を聞いている時にできる限り自分の考えを話すのではなく部下が自分で考えることをサポートしましょう。
課題を抽出してあげるのをサポート、課題を改善する方法を考えるのをサポートします。
自分の口から課題をいってもらい、自分で考えた解決策を実行してもらうようにしましょう。
相談されたあなたはあくまでサポートに徹します。
解決策が思いついたとしてもヒントを出す程度に抑えておきましょう。
ヒントを出すことでさらにもっといい案を出してくれることだってあります。
主体は相談してきた部下であることを忘れないようにしましょう。
話しているうちに問いただしている
こちらもよくやりがちな行為です。
ただこの場合自分では全然そんなつもりなくただ質問しているだけなんだけどということがあります。
例えば
どうでしょう? いっていることは間違っていないのですがだんだんと尋問されている気分になってしまいますね。
相談してきた部下も自分が今やろうとしていることはひょっとして間違っているのか? と悩んでしまいそうですね。
何気ない質問でもワンクッション置くことでだいぶ印象が変わります。
例えば予算が問題という話の返しでは
結局いっていることは同じなのですがちょっと前向きに話そうと思ってくれるのではないでしょうか?
責めたり、否定したりする
最後に最もやってはいけないのが責めたり、否定したりするです。
せっかく相談してきた部下は心を閉ざしてしまいます。
自分で色々考えてきたところを相談してきたのですからまずは聞きましょう。
どんな話も否定せずにまずは一度受け止めるようにします。
基本は聴くことに徹するのです。
責める、否定するというのはコミュニケーションの中でも難易度が高く、感情的な部分が伝わってしまいがちです。
重要なのは課題を共有し、解決していくことです。
否定したくなる気持ちをまずはグッと抑えて自分の考えをヒントとして提示してあげましょう。
主体は部下にあります。
うまくリードして自分で考えさせてゴールに導いてあげることが重要です。