【書評】【マーケティング本】「100円のコーラを1000円で売る方法2」でビジネス戦略を知る③

おはようございます、mojihigeです。

「100円のコーラを1000円で売る方法2」を読み終えたので全体的な感想を。

「100円のコーラを1000円で売る方法2」をなぜ読んだ?

前回の「100円のコーラを1000円で売る方法1」を読んで面白かったので引き続き読んでみた。

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「100円のコーラを1000円で売る方法2」を読んで感じたこと

ビジネス戦略を軸に物語は書かれている

前回はマーケティングの基本について書かれていましたが今作ではビジネス戦略を中心に書かれていました。

マーケティングの階層として上から

  1. 今作はここ!戦略的マーケティング:企業戦略に近いもの。SWOT分析などを活用して経営の方向性を決める
  2. マーケティングマネジメント戦略:4Pを統合した戦略を立てる
  3. マーケティング機能要素別戦略:4P毎の戦略を立てる

 

前作では上記の2層目と3層目について書かれていましたが今作では1層目の話について書かれていました。

今作では商品をどんな商品にするかやどのように売るかなどの商品周りの話ではなく業界全体でみたときの商品の立ち位置をどうするかという話が多かったです。

本書で出てきて記憶に残った主な戦略は

  • 同質化(模倣)戦略
  • 差別化戦略
  • ランチェスター戦略(強者の戦略、弱者の戦略)

戦略だけでなく組織、チームをどう運営するべきかも書かれている

本書では戦略の話が書かれているわけではなく、その戦略を実行する際に現れるであろう抵抗勢力についても書かれています。

過去の成功にしがみついているものや自身ではアクションは起こさず自分の領域のことだけを考えているものなど様々出てきます。

戦略を変える、企業の何かを変えるというところには必ず人との摩擦が起きるということを伝えるために書かれている部分なのではないかと感じました。

具体的に抵抗勢力に対してどう対峙すれば良いのかは本書の対象外となっていると思いますので特に詳しくは書かれておりません。

またチームに対しても書かれており、本書ではチームで動くことの必要性また多様性(ダイバーシティ)についても書かれていました。

1人でやっているとどうしても苦手な領域は出てくると思いますがチームで動くことでその領域を別の人が補ってくれます

そういったことが自然に発生するためには多様性が必要なんだろうと思います。

強いチームとは1人のスーパーマンがいるのではなくメンバー全員で知恵を出し合って勝つチームと定義されています。

その場合は単純な足し算ではなく掛け算になることが理想的な状態なんだろうと思います。

差別化するとはどういうことか?

本書では主となる会社の駒沢商会が業界でのトップシェアを誇っているわけではないので競争地位別戦略でいうチャレンジャーとして書かれています。

チャレンジャーの基本戦略とは差別化戦略になります。差別化戦略について具体的にどう行なっていくかが書かれています。

本書でのポイントとしては

  • 仮説思考で明確な目的を持ち検証ができる状態にすること
  • 論点思考で問題を整理し選択と集中を行うこと
  • 圧倒的に顧客を熟知し独自の技術を有すること

上記のことを行うことで参入障壁を築き上げ差別化をきわめることができるのだと思います。

競合の考えと動きについても書かれている

今作では前作と違う点の一つとして競合企業の動きも書かれていることです。

競合企業のバリューマックス者はトップシェアを誇るリーダー企業であるため、駒沢商会が差別化戦略で攻めてくるのに対して同質化戦略にて対抗します。

差別化してきているチャレンジャー企業に対してリーダーはなぜ同質化戦略をとるべきなのか?また取った際のメリットは何なのか? を物語中での話に加え実例でも書くことで具体的にイメージがつきやすいと思います。

「100円のコーラを1000円で売る方法2」を読んでやってみること

以下の2つをやってみたいと思っています。

1仮説思考、論点思考を深ぼる

仮説思考と論点思考という考え方はシンプルでありながら凄く強力に感じました。

調べてみると共に書籍があったのでそれらを読んでみてもう少し深掘り実践へと少しづつ使っていければと思います。

2続きの「100円のコーラを1000円で売る方法3」を読む

続きでは師匠である与田がグローバルなリーダー企業の代表取締役についたため、ラスボスが師匠という熱い展開です。

3で完結のようですので是非とも物語の結末を見てみたいと思います。

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