「イシューからはじめよ」の序章から2章までを読んでみた。
2章までを通して、イシューの質を高めることと仮説を必ず立てることが書かれている。
イシューを特定するにはそれから分解し、各々に仮説を立てていき、ストーリーを作っていくという流れになる。
生産性を高めるためにどういう考えでどういう手順で問題に対して向き合えばよいのかがわかる内容になっています。
序章 この本の考え方
バリューのある仕事とは何か?定義されているのはひとつはイシュー度であり、ふたつ目が解の質だ。
この2つのレベルが高い領域がバリューのある仕事と定義されている。
犬の道を歩きまくってきた
イシュー度と解の質が高いものがバリューのある仕事と定義している。
そこに行き着くまでの歩み方として解の質をあげてイシュー度をあげることは犬の道であると作者はいう。
位置275 | イシューからはじめよ
この歩み方の欠点として問題を総当たりでやっていくため非常に効率が悪い、これを見て「あーすごい犬の道を歩んできたな」と反省した。
まずは正しい問題を探すことが重要であり、意味のない仕事は断ち切らないといけない。
時間でカバーするのはよくないとわかってはいてもどうしてもやってしまうことがある。作者も根性に逃げるなと述べている。
やらないためには問題点を整理、俯瞰しどの問題を対処するべきかという考えを習慣づけることが必要だと感じた。
第1章 イシュードリブン - 解く前に見極める
犬の道に入らないためにはまずイシューを見極めることからはじめなくてはならないと書かれている。
まさに序章で言われているイシュー度を高めるということである。
仮説を立てる大切さ
やってみないとわからないと言う言葉を発して、とりあえずやってみようということはよくやってしまう。
そう言った積極的なチャレンジ精神はよい部分もあるがそれではなぜやっているのかがわからなくなってしまうことが多い。
本書ではそれを回避するためにはまず仮説を立てることが大切であると述べている。
答えを出せるイシューであること
当たり前のことだが作者は答えの出せるイシューにしましょうと言っている。数多くあげている問題の中では答えをだせないイシューも数多く存在する。
そのようなイシューを認識してそこには時間を割かないことが大切であると述べられている。
一次情報、現場にいることの大切さ
イシューを特定するために必要なことの1つとして1次情報の重要性があげられている。
2次情報は断面的な情報となってしまい抜けて落ちてしまうことがあるので顧客の生の声をきき実際に起こっていること認識することが大切である。
第2章 仮説ドリブン① - イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる
イシューを分析する手法としてストーリーラインを作ることが述べらている。なぜイシューを分析するのか? 解の質を高めるためである。
イシューを分解することによって課題の全体像が見えやすくなり、優先順位が見えてくるという効果ある。
イシューを分解する
答えを出せるサイズにまで分解する。またその時にMECEであることが大切。
なぜ分解するのかというと仮説を明確にしたいから。分解した後のサブイシューに対しても仮説を立てることは大切である。
分解する際に注意しなければいけないのは切り口。誤ってしまうと分析自体が行き止まりになってしまう可能性が高まる。
ストーリーラインを組み立てる
分解したイシューを組み合わせてストーリーを作成する。なぜストーリーを作成するのか? どういう流れで人に話すことで納得、共感が得られるのかを確認するためである。
ストーリーラインとは決め打ちではなく新しい気づき・洞察が得られるたびに書き換えてよいものである。